LXC 1.0.2 リリースのお知らせ¶
2014/03/27
このリリースは LXC 1.0 シリーズの 2 回目のバグフィックスとなるリリースです。
変更点¶
- core: lxc.network.type = none を指定した場合の不具合を修正しました
- core: シャットダウン時にコマンドの呼び出し元に SIGPIPE が送られないように修正しました
- core: シャットダウン時に全ての "phys" で指定された NIC をホストに戻すようにしました
- core: stdin,stdout,stderr fds に関し、コンテナ自身のものを使用するように修正しました
- core: newgidmap コマンドの存在チェックがきちんとなされるように修正しました
- core: {get|clear}_config_item で lxc.mount.auto の情報を扱えるようにしました
- core: netns(ネットワーク名前空間)のファイルディスクリプタのリークを修正しました
- core: オプショナルなマウントの際に SYSERROR が発生しないようにしました
- cgmanager: スレッド使用時の競合、データ破損、クラッシュを防ぐために mutex を使って cgmanager へのアクセスを行うようにしました
- cgmanager: デーモンへの接続が失敗した時は ERROR でなく DEBUG を使用するようにしました (失敗の場合 cgfs へのフォールバックを行うので)
- cgmanager: 使われなくなった dbus コネクションが残らないようにしました
- cgmanager: cgroup のパスが正しくないとき、消去処理を実行しないようにしました
- lxc-ls: コンテナがネストしている場合のパフォーマンスを最適化しました
- lxc-ls: スワップ (memory cgroup の swap 制限機能) が有効な場合の表示の不具合を修正しました
- lxc-ls: サポートしているカラム全てをヘルプで表示させるようにしました
- man: lxc-create manpage でバッキングストアの指定 "best" の説明を追加しました
- man: lxc-autostart の manpage に -a と -g の説明を追加しました
- tests: cgroup リストのハードコードをやめました
- tests: startone でデーモン化を行うようにしました (テストが静かになります)
- tests: cgmanager だけが実行されている時のテストをサポートしました
- tests: busybox が使用可能な場合は使うようにしました (テストのスピードアップのため)
- tests: test-concurent でのファイルディスクリプタのリークを修正しました
- templates: userns を使ったコンテナで共通して (bind マウントして) 使用するデバイスのリストを更新しました
- busybox template: busybox がシンボリックリンクの場合も失敗しないようにしました
- centos template: SIGPWR を受け取った時にシャットダウンするようにしました
- centos template: 適切なデフォルトの localtime を使うようにしました
- debian template: /etc/mtab を /proc/mounts へのシンボリックリンクにしました
- debian template: -c オプションの後の引数を -c で処理しないようにしました
- fedora template: SIGPWR を受け取った時にシャットダウンするようにしました
- fedora template: 適切なデフォルトの localtime を使うようにしました
- fedora template: x86_64 環境上での i686 コンテナの作成時の不具合を修正しました
- opensuse template: 文法エラーを修正しました
ダウンロード¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。
そして、各ディストリビューションがすぐに LXC 1.0.2 のパッケージをリリースするでしょう。
個々の変更点に興味がある場合、そして開発の履歴を見たい場合、stable ブランチは GitHub にあります。
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