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LXC 1.0.11 リリースのお知らせ

2017/10/19

このリリースは LXC 1.0 の 11 回目のバグフィックスリリースです。

バグ修正 :

  • apparmor: コンテナが AppArmor namespace 内で起動できるようになりました
  • apparmor: apparmor の不要な deny を削除しました
  • conf: libcap がない場合のビルドの問題を修正しました
  • conf: netdev->downscript 変数を free するようにしました
  • conf: write_id_mapping() 関数を改良しました
  • conf: 機能と関係ない変更を行いました
  • conf: 設定をパースする関数を全体的にリファクタリングしました
  • console: 機能と関係ない変更を行いました
  • core: __func__ マクロを削除しました
  • core: ログのフォーマット文字列として %m の代わりに strerror(errno) を使うようにしました
  • doc: README に CII Best Practices のバッヂを追加しました
  • doc: コマンドに対する足りていなかった変換を追加しました
  • doc: typo を修正しました
  • doc: lxc-monitor(1) にあった正規表現の typo を修正しました
  • doc: 非特権の場合の idmap の制限に関する説明を書き換えました
  • doc: get_config_item の API を更新しました
  • doc: README を更新しました
  • init: 32 と 33 のシグナルに対するコメントを更新しました
  • liblxc: snprintf() を使うようにしました
  • lock: 機能と関係ない変更を行いました
  • lock: ロックファイルのオープンに失敗した場合は正しいエラーを返すようにしました
  • monitor: af_unix の unlink 操作を削除しました
  • network: mtu を無視した場合の警告を追加しました
  • network: 機能と関係ない変更を行いました
  • seccomp: log にアクション名を表示するようにしました
  • seccomp: s/n-new-privs/no-new-privs/g
  • seccomp: parse_config 関数のコメントを更新しました
  • state: lxc_rmstate の宣言を削除しました
  • storage: gcc7 でビルドできるようにしました
  • template/archlinux: ロケールを "en-US.UTF-8" から "en_US.UTF-8" に変更しました
  • template/centos: パッケージリストに cronie を追加しました
  • template/centos: i386 と x86_64 以外のアーキの CentOS では AltArch ミラーを使うようになりました
  • template/debian: aarch64 -> arm64 のマッピングを追加しました
  • template/debian: buster を有効なリリースとして追加しました
  • template/debian: デフォルトの Debian ミラーとして deb.debian.org を使うようになりました
  • template/opensuse: getty.target.wants が存在しない場合の処理を追加しました
  • template/ubuntu: upstart の ssh ジョブは現在オプショナルなので、条件付きで mv するようにしました。
  • template: キャッシュされた rootfs をコピーする際に "rsync -SHaAX" を使うようにしました
  • tests: NULL ポインタへの参照を防ぎました
  • tests: attach のテストケースからテンポラリの lxcpath を削除しました
  • tools/usernsexec: 不要な割り当てを削除しました
  • tools: "which" を使うようにしました
  • travis: ビルドの修正を行いました
  • utils: fork 後の子プロセス内で親の fd をクローズするようにしました
  • utils: lxc_popen() 内で stderr を複製するようにしました
  • utils: lxc_popen()/lxc_pclose() を修正しました
  • utils: realpath のメモリリークを修正しました
  • utils: cppcheck の警告をいくつか修正しました
  • utils: 'stdoutfd' を代入していない 'ts->stdoutfd' のバグを修正しました
  • utils: lxc_popen() 内の不要な割り当てを削除しました

ダウンロード

このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。そして、各ディストリビューションがすぐに LXC 1.0.11 のパッケージをリリースするでしょう。

LXC 開発元として、1.0 ユーザには 2.0 LTS リリースへのアップグレードを強くおすすめします。
1.0 ブランチは 2019 年 6 月までサポートが続きます。しかし現時点では、重大なバグフィックスとセキュリティホール対策のみがバックポートされます。

個々の変更点に興味がある場合、そして開発の履歴を見たい場合、stable-1.0 ブランチが GitHub にあります。